今回は相続された土地を活用して、駐車場経営を始めた方の体験談です。
住宅に比べて固定資産税が高くなってしまうデメリットがあったようですが、さっそく見てみましょう。
目次
賃料で儲かると思ったけどそんない儲かりません 相続した土地で駐車場経営
私は41歳の女性でパート主婦です。
奈良市内で物件(土地)を持っています。
まず、私が駐車場経営をすることとなった経緯ですが、両親が亡くなり、その土地や家の処分や活用について色々と検討をした結果、親の形見・思い出の土地を手放すのも忍びないため、自分で所有しながら、第3者に貸して賃料を頂くという選択をしました。
正直にいうと、その決断のときは「土地を手放したくない」という思いと同時に「賃料で儲かる」という気持ちがありました。
収支はトントン 固定資産税の増加にびっくり!
ただ、現実には、ほぼ収支はトントン(プラスマイナスゼロ)といったところです。
実家の家屋があった時は、固定資産税は年間10万円程度でした。
なので、駐車場で年間10万円以上(月1万円弱)の賃料収入があれば黒字♪という思いがありました。
ただ、税金に詳しい方はご存知かと思いますが、住宅用地の場合は固定資産税が6分の1に軽減される制度があります。
実家に家屋があった際にはこの制度の適用対象で固定資産税が10万円程度で済んでいた訳です。
でも、家屋がなくなり、また住宅用地以外の用途で活用する場合、固定資産税が一気に6倍に跳ね上がり、私の場合、年間60万円程度の金額になりました。
私は税金に詳しくなかったため、正直、そんなに上がる事を知らなかったため、非常に焦ってしまいました。
私の土地は奈良市内で120平方メートルほどの土地で、賃貸用の駐車スペースで8台分をとっています。
私の毎月の収入についてですが、車1台につき月7000円で貸しており、8台分で月56000円、年間で672,000円となっています。
固定資産税を年間60万円ほど支払うので、手元に残るのは年間で5~6万円程度です。
ただ、維持管理等で不測の補修が必要になる事もあり、そうした支払いが必要になる事もあります。
また、常に全てが契約中だと良いのですが、解約等により、数ヶ月ほど空きになるケースもあるので、そうなると赤字になってしまいます。
親の残した土地を守りたいんですよね
収支としては、プラスマイナスゼロくらいで、逆に色々な手間や対応等の面倒さを考えると、手放した方が金銭的・精神的にはプラスかもしれません。
ただ、私の価値観としては多少、手間・面倒でも親の土地は手放さずに残しておきたいという思いがあるので、今後も駐車場経営を続ける予定です。
また、親の残した土地なのでローンは組んでいません。
今後、新たに駐車場経営を予定している方は、住宅用地の固定資産税の軽減措置を予め調べた上で、税金がどれくらいかを調査した上で、土地選びをされた方が良いと思います。
利便性が良い所はニーズ・利用も見込める反面、固定資産税は(住宅用地の軽減措置がないため)非常に跳ね上がってしまうことを頭の片隅に入れておいた方が良いと思います。
(体験談は以上です)
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