読者の方からの質問でも、多いのが、新築マンション業者の悪質な勧誘電話についてです。私のところにも、毎週のようにマンションを売ってほしい、買ってほしいというような電話がかかってきた時期がありました。

今回は、こういった悪質な業者への対応方法について解説していきたいと思います。

マンション業者のいろいろ

マンション業者のいろいろ
一口にマンション業者といっても、さまざまなタイプがありますので、まずは、それらについて分類し、それぞれの特徴について解説してみたいと思います。

新築マンション販売業者

自社物件として新築のマンションを販売している業者です。自社で開発したマンションを販売するための顧客を電話などで探しています。

一軒販売すると数百万円の利益を得ることが出来ることと、売れ残った場合の損失が大きいため、いかに早く売り切るかが、彼らにとっての最も重要なミッションです。かなり強引な取引を行う場合や、メリットのみを強調して、不動産投資を知らない素人さんを相手に売りさばいているようです。

断っても何度も電話をしてくる場合も多いようです。また、新築のため、利回りも低く、購入してしまった人は、数年後にはかなりの確率でキャッシュフローがマイナスになります。

不動産投資はどんな物件を持つことができるかにかかっていますので、しっかりと勉強してから不動産投資を始めないと、こういった悪質な業者の餌食になってしまいます。

中古マンション買取(仲介)業者

自社で仲介するための中古マンションを探している業者です。名簿業者などから、すでにワンルームマンションを所有している人をピックアップし、ピンポイントで電話をかけてくるため、一般の人のところにこういった業者からの電話はかかってきません。ちなみに、名簿業者は登記簿謄本などから、マンションの所有者の電話番号などを調査しているようです。

仲介業者は仲介手数料として物件価格の3%程度の収入を得ることができます。新築マンションの販売に比べると、それほど大きな利益にはなりませんので、堅実な経営を行っている業者さんが多い印象です。
また、オーナーから販売委託を受けなければならないため、あまり強引な取引を行う傾向は少ないようです。

ただ、前述の新築マンションを購入した人などの悩みを熟知しているため、今売れば損失を最小限に抑えることが出来るとか、すでに購入希望者がいるなどといった営業トークで切り込んでくることもあります。

中古マンション販売業者

自社でもつ中古物件を販売している業者です。安く仕入れた物件に利益を乗せて、販売しています。新築マンションほどではないですが、利益率も仲介業者に比べると高く、回転率を上げて販売を行いたいため、若干しつこい場合があります。

しつこい業者を黙らせる方法

しつこい業者を黙らせる方法
一般的に、会社などにまで電話をかけてくるような業者というのは、新築のマンション販売業者です。毅然とした対応で断ったとしても、しつこく勧誘が続く場合があり、話しを聞いてもらうまで食い下がることがあります。

営業マンには会社からノルマを課せられているため、相手のことよりも如何に自分の業績を確保するかしか見えていないためです。こちらから見ると頭がおかしいとしか思えないような場合もあります。

こういった業者はわれわれから見れば、迷惑以外の何者でもないのですが、うまく断れないと、いつまでも何度も迷惑な電話がかかってきてしまいます。こういった電話をうまくシャットアウトするための有効な方法がありますので、紹介したいと思います。

宅地建物取引業法違反

それは、「宅地建物取引業法違反」という言葉です。

不動産を扱うために必要な、宅地建物取引業者の許認可は、国土交通大臣か都道府県知事の免許が必要です。この免許がなくなると不動産取引を業務として行うことが出来なくなります。

宅地建物取引業法の規定では、「宅地建物取引業に関し不正又は不誠実な行為をするおそれが明らかな者には免許する事はできない」となっています。
つまり、悪質な勧誘を行っていると認められた業者は、免許を取り消されても文句は言えないということです。

業者も商売が出来なくなることだけは避けたいと思っています。

「こういう電話って、宅地建物取引業法違反に当たるんじゃないですか? 県のほうに訴えますよ?」

という一言を業者に投げかけてみてください。おそらく二度と電話をしてこなくなると思います。

まとめ

今回は、しつこい新築マンション販売業者への対処法ということについて解説してきました。

内容は、

【新築マンション販売業者】
【中古マンション買取(仲介)業者】
【中古マンション販売業者】
【しつこい業者を黙らせる方法】
【宅地建物取引業法違反】

でした。

不動産投資やマンション投資で失敗しないために必要なのは、その世界の情報をしっかりと集めることです。勉強せずに運よく1件目の投資が成功したとしても、それは運がよかっただけです。物件を増やしたとしても、不動産投資で失敗しないためには、正しい知識が必要ですので、面倒くさがらずにしっかりと学んで行きましょう。

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