余剰資金が数千万円あるような方は少ないかもしれませんが、医師や弁護士・会社経営者など資産をお持ちの方から物件の相談を受けることもあります。
今回は現金でマンションを購入し、不動産投資を行う場合のリスクについて考えてみたいと思います。
定期的な収入が入るという意味では、マンション投資は堅実な投資ですが、当然、投資ですから、FXや金先物の投資などと同じように、リスクがありますので、細心の注意が必要でもあります。
ローン以外のリスク
ローンを組んで不動産投資を行う場合、金利上昇などによりローンを返済できなくなるリスクが発生しますが、現金一括で購入した場合は、どのようなリスクがあるのでしょうか。
少子高齢化、過疎化のリスク
少子高齢化で、地方の人口は減少していますし、全国的には空き家も増加しているなど、地方での不動産投資は、賃貸需要の低迷とともに厳しい状況になる可能性もあります。
借りてもらえるかどうかというリスクが高い地域もあるため、最低限の勉強をしておかないことには、マンションを購入したものの、入居者が入らずに、期待していた利回りがとれない、売ろうとしたら購入価格よりもかなり値下がりしてしまった、などのリスクがあります。
どこでどのような物件を購入するのかという、不動産投資を行う、一番最初の時点で、結果がほとんど決まってしまうこともあります。
流通性や築年数のリスク
流通性が高く、売りやすい物件を購入するということが最低限の前提条件となります。
また、古い物件を購入する場合は、修繕費用が高額になりがちですし、築浅の物件に比べれば、長持ちしないため、最終的な投資効率は高いとはいえなくなります。現金で購入するのであれば、築浅の物件を人気のある地域で探すというのもリスクを小さくする方法となります。
新築物件のリスク
ただし、新築物件については、投資としての利益がほとんど取れないため、営業トークで税金が安くなるなどといわれても購入しないことが懸命な場合が多くありますので、注意が必要です。
基本的に、不動産投資は、物件の実力を読める力がないと失敗します。
現金購入以外のリスクの低減
また、現金で一括購入する以外にも、投資として考えるならば、数千万円の自己資金を使ってローンを組み、億クラスの物件を買うというのも選択肢の一つです。
都心の物件でしたら、入居率も安定しますし、億クラスの物件であれば、購入層も限られるため、優良物件に出会えるチャンスも高まります。
まとめ
今回は、現金でマンションを購入した場合でも発生してしまうリスクについて解説しました。内容は、
・ローン以外のリスク
・少子高齢化、過疎化のリスク
・流通性や築年数のリスク
・流通性や築年数のリスク
・新築物件のリスク
・現金購入以外のリスクの低減
でした。
ローンを使わないでも発生するリスクは、不動産投資の本質的なリスクともいえます。ただし、このリスクを低減する方法を知っておけば、マンション投資で失敗する危険性を下げることが出来ます。
以下の記事でも不動産投資のリスクについて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
【不動産投資のリスクについて】
【不動産投資の借入レバレッジのリスクと効果】
【不動産投資の危険性(家賃滞納リスク)について】
【不動産投資の危険性(空室リスク)について】
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